傍楽 ~働く~傍を楽にする 20歳から40 歳までの青年世代しか所属できない組織だからこそ、やれることが有る。そして、失敗を恐れず前に進むことが大切です。たとえ大きな失敗をしたとしてもそれは経験となり次への大きな力になるはずです。この先が見えない時代にこそ青年世代が能動的に動くこと、我々がその課題に向けて取り組むことが肝要です。 自身の可能性を信じ、大きな志を抱き、信念をもって前へ進みましょう。思っているだけでは何も変えられません。自分自身が行動を起こし、具体的に実行したときにだけ変化が生まれます。活動する仲間と助け合い、明るい社会を目指し、共に駆け抜けよう。

新津青年会議所

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第68代理事長 宮腰 和也

基本理念(スローガン)

傍楽 ~目的に向かって働く 傍(はた)を楽(らく)にする~

所信

はじめに
4年前に、私は地元である新潟市秋葉区に戻ってきました。それまでは、サラリーマンとして全国各地転勤を繰り返していました。父の体調が悪くなったことがきっかけで、急遽新潟へ戻り父の会社に入ることになったのです。父が営む会社は私が今まで経験してきた仕事とは全く違う業種ということもあり不安に満ちていた時、花火の音が聞こえました。会社の脇から儚くも眩しい花火を見て何とも言い難い感動が込み上げ、悩んでいても仕方がない思いっきりやってみようと前向きな気持ちになれたことを覚えています。
私が子どものころ全国有数の花火大会が地元で開催されていました。しかし、不慮の事故や不景気の影響で開催されていませんでした。その花火大会を新津青年会議所の諸先輩方が再興させたことを後日知りました。
また、毎日の外仕事や、突発的な事故、災害時の緊急出動などを繰り返す中でも、今まで自分が何気なく使っていたサービスは当たり前なことではなく、偶然にできたものでもなく、多くの人の努力の積み上げで現在の環境があるということも実感しました。当たり前の裏には誰かが汗をかいていたのです。
我々は、現在の環境で生活ができていることに感謝しなければなりません。先人達に感謝し学び努力しなければなりません。そして、その豊かな暮らしを次世代に引き継ぐべく汗をかいて働かなければならない。

我々がやらなくて誰がやるのか。我々青年の責務である。

【目的意識】
私が青年会議所に入会した際に、青年会議所の最上位目標である「明るく豊かな社会の実現」という意味を理解できませんでした。良いことを意味するのは分かるのですが、広義過ぎて具体的に何をすれば良いのか、どのような結果になったら実現したと言えるのか分かりませんでした。内部の人がそう思っているのであれば、外部の人は尚更何をやっている団体なのか分からないのではないのでしょうか。急激な変化を続ける時代の中で、新津青年会議所の存在意義が問われています。それは青年会議所に限らず日本のあらゆる組織にも言えることだと感じています。
新潟市が掲げる総合計画2030を参考に、他団体と協働しながら新津青年会議所としての中期ビジョンを策定します。
青年会議所は理事長をはじめ、すべての任期は1年に限られます。会員は1年ごとにさまざまな役職が変わることで自己修練を重ね、豊富な実践経験を積むことができます。その反面、毎年実施する内容が変わるため何をしている団体なのか「何のために」活動をしているのか内外共に見失うことが多いと感じています。
最上位目標と単年度の目標を繋ぐ中期ビジョンを策定し会員それぞれが当事者意識を持って我々は「何のために」活動をするのかを話し合い、多様性を認め対話の中で目的を合意し、目的を達成する手段として運動を起こす必要があります。
組織を動かすには本当の目的が必要です。目的が明確だからこそ社会問題を解決をするための運動を起こすことができるのです。

【組織運営と組織拡大】
日本は、明治維新からの急激な人口増加や先人達の努力によって経済的に豊かな国になりました。我々の世代は、生まれながらにその恩恵を受けて育ってきました。
その結果、蛇口を捻れば自然と水が出て、スイッチを押せば自動で電気が通り、ネットに繋がるなど、生活に関わるすべてのインフラが満たされていることが当たり前という過保護状況から主体性を持って行動することができない人、批評ばかりする自律していない人が多くなりました。「社会が悪い」「会社が悪い」「学校が悪い」「会員が悪い」という他責思考では、いつになっても何も変えることはできません。自ら行動することでしか良い方向へ変革することはできないのです。まずは、批評をする前に、自らの襟を正す必要があるのではないのでしょうか。そうした自律した人財の背中を見て「私もあの人のようになりたい」と思ってもらえることが組織運営や会員拡大の本質と考えます。
会員全員が当事者意識をもって目標の実現に向けて計画的に実行し自らの思考、行動を適切に理解し調整工夫する人財を育成します。そうした人財であれば、どのような変化にも対応し、目的に向かって運動をすることで社会問題を解決できると信じています。まずは、我々新津青年会議所会員が自律して変革を地域にもたらすことで「私も一緒に運動がしたい」という人を増やしていきます。多様性のある人財が集まって目的に向かって働くことで社会問題を解決し新津青年会議所の存在意義を高めていきます。

【地域を一つに】
元々会社や組織をつくる理由は、個人でバラバラにやっていては成し遂げられないことを実現するためであり、社会に貢献するためです。地域には、それぞれ役割を持った諸団体が多く存在します。それぞれの目的に向かって運動を行っています。以前と環境は変わり人的、財政的にも余裕が無い団体が増えているように感じます。各団体がヒトもカネも小出しで運動をするのではなく、お互いの経験や知識を総動員することで地域により良い変革を起こす活動、運動をすることができるのではないのでしょうか。青少年育成や地域活性化などの共通目的を対話により模索し協働していきます。リーダーシップの育成をミッションとしている青年会議所が「起点」となり運動を展開していきます。

【青少年育成】
次世代を担う青少年の人財育成は、青年会議所にとって重要な責務です。しかし、人財といっても人によって価値観が違うため、まずは私が思う人財とは何なのかを明確にしなければなりません。前述したように人財とは自律した人です。つまり自ら考え行動し責任を取る人です。
しかし、根本の思想が間違っていると行動したことで周りの人を不幸にしてしまう事例が多くあります。己を動かす思想、花で言えば種にあたる部分の育成が何よりも大切だと感じています。農政家として働き多くの人命を救った二宮尊徳の「報徳思想」が今の時代に求められてるのではないでしょうか。「報徳思想」は①至誠②勤労③分度④推譲の4つからなります。つまり、周りの人を自分のように愛し、世の為人の為に働き、節度を持って足るを知り、余ったものを周りの人に使うという考えができる人が人財の思想と考えます。
古来から神事として行われてきた相撲を通して他者を思いやる気持ち、痛みを体感し自分自身の力を知ることは人財育成の一歩、きっかけになると信じています。本年度も厳しさだけでなく楽しさを交えながらわんぱく相撲を開催致します。

【結びに】

働くとは「傍(はた)を楽(らく)にする」ことです。自分の周りの人の役に立つこと

楽(らく)にすること、楽(たの)しくすることの運動が働くことです。つまり積極的に他者貢献することが働くことの本質です。自分の周りの人を幸せにすることでその輪は徐々に広がり社会、地域が良くなると信じています。目的に向かって、誠実に働き明るい豊かな社会を実現しましょう。

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総務委員会

委員長 阿部 直史

【基本方針】

総務の役割は、一般的には会社運営を円滑にすることと、社員が気持ちよく働けるよう環境を整備することです。理事長所信にもありました。「傍を楽にする」上で、守りの要となるところであります。内外の関係機関との調整役としての側面もあり、各々の人生経験を生かし、人間関係を円滑にする役割を担います。
青年会議所を通して、自然発生的に形成される集団を作り、風通しを良くし、新しい人間関係の構築、効率の改善、悩みの解決、アイディアの創出を促すことができるように取り組んでまいります。その反面、集団全体のモラルの低下、上下関係の激化、個人の意見が尊重されにくい、といったことにもつながる危険性も孕んでいるため、解決策として、まずは困っていることや、悩みをキャッチするべく、コミュニケーションが取れていない人がいないかを確認する機会を作ることや、会員自らの意見を伝える機会を作っていきます。
本年度は1年間の活動方針に加え、宮腰理事長の想いを受け中期ビジョンの策定に取り組むといった試みもあります。活動を通じて、活動方針を再確認する場所であったり、より多くの会員が「この1年間は素晴らしい1年間だった」と感じられるようにするべく、奔走していく所存です。己の中に抱く価値観が多様化していく中、伝統を承継しつつ、高い問題解決意識を持ち活発で有益な意見交換ができる場として、精度の高い理事会・総会の開催を目指します。
役割としては、理事会、総会が機能的に運営されるために、総務委員会が規律を遵守し活発な議論が交わされる環境を作り上げ、メンバーの一人ひとりが当事者意識をもって携わる、連帯感ある総務委員会を構築します。さらに当事者意識を高めるために、常に各委員会と緊密な連携をとり、各メンバーに対しても対外活動を積極的に行い、思いや目的をより効率的に共有していきます。また、継続事業である特別会員や近隣青年会議所メンバーをお招きする新年会では、真心を持ったおもてなしで楽しんでもらえるような設えを目指します。新津青年会議所の魅力を最大限に伝える為に、ホームページやSNSを活発に活用し、会員拡大に繋げられるような情報発信をしてまいります。
「傍を楽にする」この思いを最大限発揮するうえで、一番大事なのは総務委員会です。能動的に人と関わり、周りの人を楽にする、楽しくすることで、組織をけん引することにより一人ひとりの高い当事者意識を呼び覚まします。そして全会員が明確な目的をもって活動することにより、人の相乗効果で他者利益を達成することができると私は信じています。

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青少年育成委員会

委員長 清水 優一

【基本方針】

 2022年に小学生の柔道の個人戦全国大会が廃止された事実を皆様はご存じでしょう
か。非常にインパクトの大きいニュースが日本のスポーツ界を駆け巡りました。理由として「心身の発達途上にあり、事理弁別の能力が十分でない小学生が勝利至上主義に陥ることは、好ましくないものと考える」と挙げられています。実は世界的にも、同様な流れがあり欧米でも小学生世代の全国大会が廃止されています。
 勝利至上主義の考え方は字の如く、相手に勝つことを絶対目標とする点です。小手先だけのテクニックや、無理な練習を子どもに押しつけて、時に試合中は暴言を吐くという親や指導者のエゴが問題視されています。ここで我々が注目すべきポイントは、小学生世代の経験がその後の青少年の人格形成に大きく影響を与える点で、上記の考え方でだけはなく異なったアプローチを未来を担う子どもたちへ体験してもらう必要があるのではないでしょうか。
 本年でわんぱく相撲あきは場所は第37回を数えます。本事業は小学生世代の子どもたちの可能性を広げる一環として、特別会員の先輩方から大切に受け継がれてきた我々新津青年会議所の継続事業になります。その時々、時代背景の中で、明るい豊かな社会をつくるためメンバー内で議論して最適な形で行って参りました。本年度は宮腰理事長が掲げる青少年育成のキーワード報徳思想を持った人財の育成を志します。日本を代表するスポーツである相撲を通して、報徳思想の根幹である至誠、つまり誠実な心を育むために、単純に勝ちにこだわるだけではなく、相撲をまずは楽しみ、負けても挫けずに相手を敬い、そしてどうすれば良かったか自ら考えることを地域の小学生世代に経験してもらう場を提供したいと考えております。
 我々メンバーには相撲の技術的な部分のサポートはできなくても、子どもたちとの触れ合いの中で、誠実に取り組むことで多くの影響を与える機会があります。地域の青少年にいま一度、勝利至上主義では体験することがない、人の本質である至誠を我々大人の背中で魅せましょう。数年後、ここでの経験を胸に秋葉区から多くの人財が生まれる一助とするため、委員会メンバーと共に1年間事業を行っていく所存です。

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中期ビジョン策定実行委員会

実行委員長 佐藤 栄二

我々は「明るい豊かな社会の実現」を理想とし、67年の間、地域の方々からご協力をいただき様々な事業を通じて地域の課題解決に取り組んできました。昭和、平成そして令和と時代が変わるにつれライフライン、交通インフラ、医療提供体制などの生活環境の改善が進み、更にデジタルインフラが整備されたことで生活における不満が緩和され、生活拠点の地域課題が不明確になってきました。
青年会議所設立時の目標に、まちの医療提供体制・学びの場・交通インフラの充実を掲げ、約半世紀の取り組みが実を結び、その目標を実現されたLOMがあることを知りました。まさに青年会議所の理想である明るい豊かな社会の実現を成し遂げた事例です。
一方で、生活環境の改善等の時代の変化とともに明るい豊かな社会の実現は、メンバーそれぞれが漠然と抱く不自由ないまちの未来に変化し、青年会議所が活動する価値や重要性を見失いつつあり、この状態が会員減少に直結していると感じています。
時代の変化に適応するためには何のために活動するのか、ぶれない軸を持つ必要があります。我々が地域課題に取り組むにあたり改めて地域の現状を把握し、何のために活動を続けていくのかを対話の中から導き出し、明るい豊かな社会の実現に向けた中期ビジョンを策定します。
中期ビジョンの策定にあわせて5年後・10年後の目指すべき秋葉区の姿を想像し、我々青年会議所並びに地域が一つのチームとなれるような事業を実施します。事業にあたっては何のために実施するのかを明確にし、その目的に共感していただける企業、団体などとともに、それぞれがもつ知識、経験をもとに5年後・10年後に向けた一歩を踏み出すべく秋葉区に住んでいるすべての方を巻き込める事業を目指します。
我々がまちに必要とされる団体であり続けるために地域のより良い変革を起こす「起点」となります。
「明るい豊かな社会」の実現に向けて働こう。

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