11月3日(水)文化の日に、11月例会「さよなら新津球場~ありがとう!感謝をこめて~」を、新津球場(市営球場)にて行いました。

1963年に完成したこの新津球場は今年度で取り壊されることになり、ここでプレーした多くの人、また近隣の方に、最後に多くの想い出とともにこの球場を満喫していただこうとの趣旨で企画、開催しました。本例会の実施にあたり、我々社団法人新津青年会議所を中心にした「さよなら新津野球場実行委員会」を組織し、新潟市、新潟アルビレックスベースボールクラブ、新潟薬科大学の共催、また秋葉区野球連盟、新津少年野球育成会、新津早起き野球球友会、エフエム新津、スタジオキャンドルの後援のもと開催されました。多くの方にご来場いただきありがとうございました。

開会式後、華やかなダンスパフォーマンスの後は、新潟アルビレックスベースボールクラブ主催による少年野球教室を行い、スピードガンコンテスト、ジェット風船祭りなどのアトラクションの後午後からは、中学生以上の方を対象に「マラソン野球」を実施しました。草野球チームごとの参加、個人での参加、と様々で、この球場への思い出をかみ締めながら、思い思いに満喫しました。マラソン野球は22回まで続けることができました。このマラソン野球も終わり、いよいよグランドフィナーレのときを迎えました。照明設備も兼ね備えたこの球場は、皆さんに愛され、大切に使われた球場でありました。

最後は、この球場へ感謝の意味を込めて「メッセージ」を添え、5月例会で作成したキャンドルを球場全体に散りばめ、照明を落とした幻想的なムードの中、閉会式を終え、感動的なセレモニーとなりました。

出逢いがあれば別れがあります。今、この現実を受け止めることはとても簡単なことではありませんが、この新津球場に最後の別れを告げるときが来ました。我々は決してこの球場を忘れません。皆さんそれぞれに、それぞれの想い出をかみ締めながら、最後に感謝の気持ちを表現しました。しかし、この新津球場は我々の心に永遠に輝き続けます。「ありがとう、そして、さようなら。」

~豆知識~

この球場には1つ忘れてはならないエピソードがあります。2002~03年の冬季間に放映された、キリンビバレッジのCM「冬の温キリン」チームメイト編では、ここ新津市営野球場の地にて2002年10月上旬に、午前4時頃から撮影されておりました。タレントの優香と、地元の男性5名がこの球場のメインスタンドで、チューリップの「青春の影」を歌い、最後は優香が三塁側のフィールドを歩くシーンで締め括るというCMです。